【根本的な話】"考える"ってなんやねん-2 ~良質な問とは~
大学のレポート課題に飽きた(もともとやる気が無い)のでブログを書くことでとりあえず頭を動かしておこうという目論見です.
前回のブログで「考えることは問いを出して答えること」っていう話を書いたんですが,今回はその続きで,「じゃあ良質な問ってどないして出すねん」っていう問いに対して答えていきたいと思います.(これも”考える”作業である!)
目次はこんな感じです.
それではよろしくお願いします.
デカルトの「方法序説」から見えてくる学問の基礎
まずデカルトって誰やねんって人はめちゃめちゃ賢いひとだと思っておいてください.
第二は,わたしが検討する難問の一つ一つを,できるだけ多くの,しかも問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること.
要するに「考えたい大きい問いは,分割せえよ」ってことです.
これは分析の規則とよばれる規則で,デカルトはこのほかにも3つの規則を挙げていて,学問の根本的方法は分析の規則を含めた4つで事足りるということを「方法序説」で述べています.
これを踏まえてどういう手順を踏めばいいかってことを以下に示していこうと思います.
step1.大まかな問を出す
(相変わらず私の主観で書いてるので鵜呑みにはしないでください.)
それじゃあ説明していきます.大まかな問を出すってことなんですけど,これは目標を立てる時にもよくやるんちゃうかなーと思うんですが,まずは何でもいいので自分の中で違和感があること,理想像,改善したいことなどを挙げてみます.これは本当に何でもいいと思ってます.(プログラミングがうまくなるには?とか,英語が話せるようになるには?という問から,なぜ世界から差別は消えないのか?といった問でもなんでも)
この記事では例えば「この記事をどうまとめるか?」という問について考えていってみましょう.
~ここまでの進捗~
問:「この記事をどうまとめるか」を生み出した.
step2.問の分解
最初に注意があって,問いを立てるのは自由だと思いますが,問いの分解は自由ではないです.先ほどの分析の規則のところを見てもらいたいんですが,デカルトはあくまで,”問題をよりよく解くために必要なだけの小部分に分割すること”って言ってるんです.何でもかんでも片っ端から分割していってもいいとは言ってないんですね.
だから例えば,今あげている問「この記事をどうまとめるか.」について,以下のような問いは良くないってことです.
- ”この”という言葉はどういう歴史で使われてきたのか?
- なぜブログの投稿のことを"記事"と呼ぶのか?
- 最後の"か”というひらがなは疑問詞?
etc...
こういった問は本題を解決することに役に立たないと”直感的に”分かると思います.(「直感的にかよ...」という反論への対策として,そのうち論理はバカのために存在するという記事も書きますのでご安心を.)
じゃあどうすれ必要なだけの小部分に分割できるのかという話になりますが,僕が意識していることはシンプルで,定義に立ち返ることです.問の題意が分かっていないまま考えようとするから思考がぼんやりするんです.こういうことを回避するために,問に現れる言葉の定義に立ち返ったときに生まれてくる疑問を新たな問にすることが大事だと思います.
では,私の問「この記事をどうまとめるか」について細分化してみましょう.この場合,定義としてなんだか曖昧そうなところを抽出すれば,
- 「まとめるってなんやねん?」
という問いがさらに生まれてきます.今回は大きい問いではありませんから,細分化といっても本質はここくらいなので,分割後の問いは一つで十分でした.
~ここまでの進捗~
問:「この記事をどうまとめるか」→「まとめるってなんやねん?」と,問いを細分化した
step3. step2への回答とさらなる細分化を繰り返し,主題への解を作り上げる
結局はこのサイクルを繰り返していって,最終的に主題への解に到達できればいいわけですね.では例に移りましょう.
問:「記事をどうまとめるか?」→「まとめるってなんやねん?」
- 問-1「まとめること」=頭の中にある案をシンプルにすることと仮定してみよう.↓
- 問1-1.目次は全部で何項目にする? → 問1-1-1.書きたいことは何個ある? →解1-1-1.stepで3個,はじめとおわりで2個ぐらいにしよう↓
- 解1-1.目次は5個にしよう
- 問1-2.内容は何かく? → ........
っていうのを繰り返して戻っていって...という具合になると思います.書いてるとこんがらがってきますので次項にまとめます.
まとめ
- 問いを出す
- 分解した新たな問を生み出す
- 答える&2を繰り返す
っていう順番ですね.またなにかあれば編集,追記していくと思います.
レポートがやっと終わって嬉しかったマンです.
それでは,失礼致します.